切刃のコロシ方
切り飛ばし、先端がちぎれてしまう時の 刃のコロシ方。
まず、カスが飛んだ位置の確認と 刃のコロシ方
最初は 刃の裏に マジックを塗ると カスが飛んだ位置がすぐ分かります。
切り刃は斜めに付いているので 早く飛ぶと 先が途中で折れたような形状になります。
カスが飛んだ位置を探して その場所の切り刃をコロスと切れる位置が後になり、
先が伸びてきます。
その時の刃のコロシ方ですが、下の図を参考にして下さい。
(喰付側から見た図で 太い実線は切刃の中間あたりです)
切刃のコロシ方は 材質、機械の回転、ブランク径とプレート長さ、切り刃の角度、
油の種類、ねじの先端形状等で変化します。
真鍮、銅、アルミの加工硬化した物、のびの悪いもろい材質は先が出にくくなります。
カスの中央がへこむか カスに穴があく近く迄 ブランクの長さを短くして下さい。
カスが長いと 引張る力が強い為、先がちぎれて 先端の1山目が不完全山になります。
試しに グラインダーでブランクを削り 短くして 数本 転造して見て下さい。
先端が出易くなる事があります。
2016年1月6日